2.写真の基礎

2-0.写真はボケる
2-1.写真は見た目どおりには写らない
2-2.写真用語を知ろう ≪現在のページ

2-2.写真用語を知ろう

 大きな哲学的テーマに取り組む前に^^;、撮影に必要な最小限の写真用語を覚えましょう。

・撮影モードP/A/S/M
 だいたいどのカメラにも“撮影モード”という項目がある。Pはプログラムオート、カメラが自動で設定を決める。Aは絞り優先、ぼかし具合を自分で調節しやすい。Sはシャッタースピード優先、動きのあるものに対してブレ感を調節しやすい。Mはマニュアル露出、絞りもシャッタースピードも自分で設定するため融通は利くが失敗しても自己責任。

・絞り/F値
 レンズを通ってカメラ本体に届く光の量を調整する遮光物。サングラスのようなものではなく口径を変化させることでコントロールするもので、ボケ具合にも関わってくる。F値を小さくする(絞りを開く)ほどボケ具合が大きく、F値を大きくする(絞りを絞る)ほどボケ具合が小さくなる。大小関係がややこしいので要注意。

・ホワイトバランス
 カラーフィルター効果のこと。光源によって色味が異なる。例えば、晴れの日の自然光に比べて、白熱電球は黄色っぽい。曇りの日は若干青っぽい。なので、まったく同じ白い紙でも各光源の下に置いて比べると、それぞれ紙の色が違って写る。この違いを踏まえて本来白いものを白色に補正するという意味でホワイトバランスと呼ばれている。

・露出補正/白飛び/黒つぶれ
 写真の明暗を調整する機能が露出補正。補正の度合いはEV(Exposure Value)という単位で表す。カメラ任せで無難に撮るなら0EV。そこから1EV増やすとカメラに取り込む光の量は2倍になる。
 例えば、+2EVなら通常の4倍の光を取り込むということ。場合によっては構図内の一部の色が薄まって真っ白になる(“白飛び”という)ことがある。逆に-2EVで撮ると0EVに比べて取り込む光の量は1/4。場合によっては光が不足して本来色があるはずのところが真っ黒に写る(“黒つぶれ”という)ことがある。

・ISO感度
 数値を上げると、カメラ内で取り込んだ光を水増しする。ただし、水増しコーヒーは味が薄いのと同じように、写真の質が落ちる。まれに好んで水増しして撮るケースもあるが、基本的には、なるべく低い数値で撮ることを勧める。
 ISO感度の数値を2倍にすると、露光時間は1/2倍になる(足りない光は水増しして補う)ので手振れや被写体ブレを防ぐ手段として有効。最近のカメラは高感度性能が優れているのでAutoで撮っても大方問題ない。

 

NEXで撮影した写真

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