0-0.ソニーが、何か変な面白いものをつくったぞ?
写真好き(というかカメラ好き)の人なら“ミラーレス”と聞いて、どういうカメラなのか、また他のものと何が違うのか、それなりに想像できるのでしょうが、そうでない人だと「何のこっちゃ??」となるかもしれません。
細かい仕組みについては次の章で解説するとして、ミラーレスという用語はパナソニックとオリンパスが2008年から2009年にかけて世界で初めてこのタイプのカメラを発売して以来、いつのまにか、そしてなんとなく、世間に定着したように思います。
当時パナソニックは“デジタル一眼カメラ”(一眼レフカメラではない)と言っていて、オリンパスは“マイクロ一眼”という言葉を使っていました。明確にいつからなのか分かりませんが、間をとって(?)総称としてミラーレスと呼ばれるようになったようです。
「何がどう間をとってるんだよ」というツッコミはひとまず置いといて(笑)、NEXシリーズと銘打って3番手で参入(2010年)してきたソニーも“デジタル一眼カメラ”と自称しています。カメラの構造を説明する言葉としてはかなり違和感があるのですけど…ね。
まあともかく、初めてソニーのNEXを見たときは驚きました。なんせ、ボディーの高さよりもレンズの直径のほうが大きいんですから(下記リンク参照)。たとえ興味がなくても、デザインだけで否が応にも注目させられてしまいます。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-5A/ (NEX-5の製品情報)
なんじゃこりゃ!と思いながらも、いかにもソニーらしい挑戦に今後が楽しみだとも感じました。それから2年ほど経って、進化した第2世代のNEX-C3が激安状態になり、自ら買うだけでなく周囲の人にまで買わせまくってしまいました。
結果、“芦屋NEXくらぶ”なるものを立ち上げるまでに至り、私の周りにはNEXユーザーが15名ほど(2013年6月現在)います。・・・要するに、まんまとソニーの戦略にはまったわけであります、ハイσ(^^;