1-1.ミラーレスの良いところ
ミラーレスカメラに興味を持っていただいたところで、主にNEXシリーズを念頭において、さらにメリットや魅力について熱く語ります。(え?普通に話してくれたらいいよって?はいはい…)
前節で書いたように、ボケ感・高画質・小型軽量というのが最も分かりやすい特徴なのですが、私が一番伝えたいのは、写真が苦手な人でも比較的簡単に一眼レフ級の作品が撮れることです。一眼レフほど難しくないんですよ。(すいません若干熱弁してます)
一眼レフを使ってみて、写真って難しいと思われた方いらっしゃいませんか?なぜ難しいんでしょうか。まあ、理由はひとつではないでしょうが、主要因はファインダーで見た通りに写らないことだと思います。
要は、撮る前と撮った後でまったく別の像になることが問題なのです。iPhoneや普通のデジカメだと撮影前後で見えてる像は変わらないのに、なんで一眼レフはそうなってないの?と言いたくなりますよね。
それは、カメラの構造のせいです。一眼レフのファインダーで見えているのはガラス越しの実像です。でも、撮影後に液晶画面で表示されるのはモニターが光って見えている画像です。実像と画像は、そもそも違って見えるものです。
本格的な解説はのちほどジックリとすることにして、わりと最近までは、背景をぼかすのは一眼レフでないとできなくて、そのためには撮影前後の違いは我慢しろ、慣れろ、予測しろ、修行するしかない、というのが定説でした。
ところが、ミラーレスは、その定説を覆しました。明るさも色合いもボケ具合も、撮る前から結果が分かってしまうのです。しかも一眼レフに劣らぬ画質。なーんだ、できるんじゃん。願えば叶う。イノベーション万歳♪ですね。