0-2.写真が好きなら1台持っていて損はない
では、どれぐらい“新しい体験”ができるのでしょうか。感覚としては、見た目は普通のデジカメっぽいのに一眼レフ級の写真が撮れてしまう…というとやや誇張し過ぎですが(誇張してるんかい^^;)、まあそれぐらい美味しいカメラなのです。
一言で表すなら“雰囲気を撮る”ことに重点を置いたカメラです。“雰囲気”というと曖昧かもしれませんが、その場で感動したことや被写体の持つ魅力など心に響いてくるものを撮って、見せて、伝えるには十分な機能が備わっています。
具体的には、いつもカメラを持ち歩きたい人、ちょっとキレイに写したい人、自分で工夫して撮りたい人、良いものをみんなでシェアしたい人、でも重いものをカバンに入れたくない人など…簡単に言うと写真を“ゆるく”楽しむ人に最適だと感じています。
逆に、ピントが1mmずれてるだとか、水平ラインが0.2度傾いてるだとか、実物と微妙に色が違うだとか、すぐに写真にイチャモンつけたくなる人にはあまり向いていないかもしれません(笑)
いや、たしかに、細かい気遣いをすることで写真のクオリティーは上がりますよ。「でも、重箱の隅よりもまずは“何を感じたか”“何を残したいか”“何を伝えたいか”でしょう」と割り切ることがミラーレスカメラを楽しく使うコツです(^_^)
まあ、写真にもいろいろなジャンルや目的があるので一概には言えないのですが、少なくとも自分を表現するための写真の場合は、技術や知識よりも、現実から何かを感じて切り取る感性こそが最優先されるものになってきます。
ちなみに、技術だけで撮った写真を見せて「上手だけど面白くないんだよね」「きれいなのはきれいだけど、それで?」「すごい写真だねぇ…レンズ何使ったの?」(質問そっちかよ^^;)などと言われる経験を私がたくさんしてきたのは絶対に内緒です(笑)