ライトフルプロジェクト


写真レッスンイメージ画像

撮影に関するQ&A

カメラの操作や基本的な設定など撮影で困りがちなケースについて解説しています。初心者の方向けの内容になります。もっと詳しく学びたい方はレッスン・撮影会にお越しください。


Q1. Aモードでシャッタースピードを速くするにはどうしたらいいですか?

A1. 絞り値(F値)を小さくするか、ISO感度を上げてください。

<解説>

 絞りは人間の目でいうと瞳孔です。絞りが開くほど(時間あたりの)入ってくる光の量は多くなります。ただし目を細めるのと逆のことをしているので、ピント面以外のボケの量が大きくなります。手前も奥もくっきり見せたい場合はISO感度で対応してください。

 また、ISO感度を上げた場合は写真の画質が悪くなります。具体的には画面全体にくっきり感が失われたり、本来ないはずの色(ノイズ)が乗ったりします。室内や曇りの日、夕暮れ時などでは光量がどうしても不足します。暗い場所で全体をくっきり見せて、しかもノイズのない写真を撮りたい場合はシャッタースピードは諦めるしかありません。

 

 

 被写体が静物(動かないもの)の場合は三脚を使用すればブレを防げますのでシャッタースピードが遅くても問題ありません。被写体が動くもの(動物や乗り物など)の場合は、三脚を使用しても被写体側が動いてブレてしまいます。画質を捨てるか、手前と奥のくっきり感を捨てるか、あるいは両方を中程度に取るか、お好みでさじ加減を決めてください。

 私の場合は、いくら絞っても大なり小なり前後がボケるのが写真の原理だと割り切って絞り解放(F値を最小にする)で撮ることが多いです。ピント位置を適切なところに合わせればそれなりにくっきりした印象で写りますので、いろいろ試してみてください。

 最近はカメラが進化してISO感度を上げてもきれいに撮れるようになりました。古い機材をお使いの場合はこの際、最新の機種に買い換えるのもひとつの手です。予算がない場合は腕でカバーし、腕もない場合は諦めどころを決め…それも分らない場合は至上の万能カメラ・iPhoneで撮りましょう^^;

 

 




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